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押さえておきたい大規模改修関連知識あれこれ
必要不可欠な大規模改修とは
街中を移動中、マンションやテナントビルの外側に鉄骨を組み上げ、いわゆる防音カーテンで覆い隠した風景をあちこちで目にされた記憶を、誰もがお持ちでしょう。実際にご自身がお住まいのマンションで同様の作業が行われ、数ヶ月間洗濯物が乾きにくくて困った経験をお持ちの方であれば、一体何が行われているのかを正しくご存じの方はいますでしょうか。
いわゆる、リフォームすなわちお部屋のリニューアルは、経年劣化や生活スタイルの変化、あるいは思い切った気分転換など、占有部の所有者の一存で比較的自由に実施が可能です。一戸建て住宅の外壁工事に関してもそれは同様です。ですが、複数の入居者を有する集合住宅やテナント物件の経年劣化が顕著となって来た場合、それらの補修改善工事の実施に際しては、居住者内の合意と意思統一や希望の集計など、事前にクリアすべきハードルが幾つも存在しており、一朝一夕の着手とは行かないのが現実です。
しかし、意見が纏まらないからといって延々放置は出来ません。外壁のひび割れから雨水の浸水が続けば、更に深刻なダメージに繋がり兼ねないからです。共用部である廊下や階段や手摺りなどの劣化は、歩行時の転倒など怪我のリスクが避けられません。当然、各々がある程度妥協しつつの総意を決定する為には、相応の時間を要して当然であり、速やかにこの作業に着手する必要が見逃せないのです。
こうした下準備を経て着工される冒頭でご紹介した工事が、大規模修繕と称される建物全体のリニューアル工事なのです。ちなみに各建物の施工業者がアフターフォロー的に対応するのではなく、大規模改修に特化した、あるいは得意とする専門業者に発注するのが一般的です。ここでは一定期間以上同一集合住宅で生活される以上、避けては通れぬこの工事に関し、ぜひ知っておいていただきたい基礎知識を紹介します。
居住者の希望を満たし安心を確保
自分達の生活環境は少しでも美しく快適である事に越した事はありません。何より不動産は自分達にとっての財産であり、建物全体の美観や状態の劣化はその価値の下落に直結します。いわゆる修繕積立金を毎月負担している以上、その範囲内でよりベストな環境の確保を望むのは居住者として当然であり、管理担当業者の手腕が問われるところです。大規模修繕の必要性を居住者に正しく理解して貰った上で、ベストなタイムテーブルを構築から、1つ1つを着実にクリアして行く流れが求められます。
具体的に大規模改修の必要が避けられぬ時期は、長い年月の中で一定のサイクルで訪れます。数十年単位で居住されていれば、自ずと複数回経験される事となります。こうした方々が自身の過去の経験を活かし、比較的最近入居された他の居住者のリーダー的存在として意見を纏める事が叶えば、よりスムーズに希望する作業内容の明示が叶うでしょう。
同時に着工期間に関しても、他の居住者の都合などの配慮が求められ、この部分は管理組合と発注業者のパイプ役を担う、管理業者の担当者の対応が鍵となります。例えば受験生の比率が高い建物の作業時期が年末年始を跨げば、受験生を抱える居住者からの反発は必至です。更に駐車場が維持的に利用不可となるような作業の場合、代替駐車場を近隣に確保するなど、居住性の劣化を最小限度に食い止める対応も不可欠です。大切なのは居住者である皆さんが「これだけは譲れない」「この環境だけは工期中も確保して欲しい」などといった希望を明確に打ち出す姿勢なのです。実際の大規模改修作業を通じて得られるメリットは、その次の段階のお話だと捉えておきましょう。
実績と評判を誇る専門業者ならではの作業
建物の規模によってその期間は異なって当然ですが、小さな集合住宅でも着工から完了まで、外壁修繕を含めば最低でも2から3ヶ月を要する大規模改修に際しては、当然発注業者の的確な選択が求められます。期間中は常に居住者のみならず、周辺住民や通行への安全確保と配慮を忘れぬ作業の実践が求められます。加えて、元来であれば居住者である皆さんのプライベート空間での作業が続けられる訳ですから、礼節を弁えた作業スタッフでなければ居住環境の劣化に繋がり兼ねません。
事実大規模改修に関するクレームとして、作業員の言動が怖い、荒い、休憩時間中の喫煙や飲食のマナーが気になるなどの指摘が寄せられる傾向が否めません。更にこうしたクレームが近隣から届けられた場合、地域内での心理的ないざこざへと結果発展してしまうリスクの懸念も膨らみます。あるいは危険な工具やガラスなどを小さな子供の手が届く位置に放置のまま現場を離れているなど、工事そのものの「質」よりもむしろ、現地に入れ換わり立ち替わり訪れる作業員や職人に対する不満が聴こえるのもまた、この工事にまつわる傾向です。
確かな実績と評判で次々と新たな受注に対応を続ける専門業者であれば、こうした居住者の方々への配慮も万全なことが多いです。現地常駐の自社社員への研修の徹底は勿論の事、下請け業者や関連業者の職人への注意指導にも中途半端な妥協や甘やかしはありません。プロフェッショナルな作業は、完成時に期待以上の満足感を約束してくれることでしょう。
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